青年へ

青年へ

闇を照らす光明たれ

浅きを去って 深きをたずねる 青年は浅い生き方をしてはならない 悪を見抜け 深い哲学をもって 闇を照らせ そして 丈夫(ますらお)として生きぬけ
青年へ

何でも時がある

自然も実りのときがあるように 人にも鍛える時がある 体が元気で、精神力があるときに 自分の力をつける 青年のときに、限界に挑戦し 一歩でも開いていく 鍛えるとき、建設のときを逸してはならない
青年へ

不屈の精神を

逆境の時、本物の力がつく 順調なときはわからない 不屈の精神をもって、物事に臨むならば 何かが得られる
青年へ

理想ばかり言う人がいるが

理想ばかり、いっても何も解決しない 無理をして、負担をかけるだけの場合がある 現実のなかで、一歩、一歩 改善していくのが、理想のもっとも 近道である
青年へ

人の意見をよく聞く

人の意見をよく聞く 異なる意見も大事である 自分自身を成長させるのである これも大事な処世術である
青年へ

貧しさを嘆くことはない、地位がないことを嘆くことはない

青年が、貧しさを嘆くことはない 真剣に生きられなかったら、それは大きな嘆きである 一生懸命努力する目標がないのなら、それは大きな嘆きである 人に頭をさげる事ができなかったら、それは大きな嘆きである 何かのお役に立ちたいと思う気持ちがなければ...
青年へ

山にこもり修行することはない

修験者として、山にこもり 滝に打たれて、悟りを開こうとするが 日常の生活の中で、真剣に物事を考えて 生きていれば 修行しているようなものである それは、日々の生活のなかに、地獄もあれば、極楽もあるからである しかし本当の遊楽はわが身を捨てな...
青年へ

生命に巣くう無関心との闘争なくして

生命に巣くう悪との闘争なくして 生命に巣くう堕落の心との闘争なくして 生命に巣くう無関心・無感動との闘争なくして 生命に巣くう勝他の心との闘争なくして 自己の生命の完成はない
青年へ

訓練を受けた人と受けない人

組織がイヤになることもあるが 若いときはわがままを直す訓練が必要である 一人のほうが、気楽と思うことがあっても 訓練がないと放縦の人生になる その後の人生に訓練を受けた人と 訓練を受けない人は大きな差となってくる
青年へ

深い哲学の羅針盤があれば

小才知にはなるな 名聞名利(みょうもんみょうり)に生きる者が多くなった どのように信じ どのように行動するか 深い哲学の羅針盤があれば、野干(やかん)などに 惑わされることはない