子供たちの悲しみ

私の仕事は訪問販売
営業途中
道すがら
小学三年生ぐらいの女の子三人が
200メートルぐらい離れた同級生だろう男の子に向かって
「めがねの豚やろう」と叫んでいた
男の子は一度は振り返ったが
元気なく、またくびすを変え
とぼとぼと向こうがわにかさをつえに
歩んでいった
私は男の子が負けないで強くなってくれと念じた
日常のなかに
一杯、一杯、悲しみがある
だれかこの悲しみを解決する法則を発見してほしい
その人にノーベル賞を与えたい

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