江戸中・後期の礼法家「大館天涯」の著作より

「礼学童蒙必要」は、庶民のための礼法書である
二歳 毎朝、母は子を抱いて両手を合わせ、父にお礼(あいさつ)をすることを教えよ
歩くようになったら、母にお礼をすることを教えよ、そのほか、祖父・祖母をはじめ、
他人に会うたびにあいさつすることを教えよ
言葉が話せない赤ん坊でも、母親が抱っこしてあいさつせよ
三歳 毎朝顔を洗って口をすすぎ、太陽を拝むことを教え、三日と十五日のよるは月と星を拝ませ、物を言い始めたら「おとう様、おかか様、
おじい様、おばば様、お兄様、お姉様」と美しく言い習わせよ。
そのほかの言葉づかいも、万事につけ美しく言うように、注意深く教えよ。
最初に悪い癖がつくと、後から改め変えようとしても、直しがたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました