「生命(いのち)美人」を書くにあたって

「生命(いのち)美人」を書くにあたって
今から15年前、私は連合町会の運動会でアキレス腱をきった
独立して10年ぐらいの時で仕事は休むことができないので
手術はしない、保存療法を選択しギブスをあて、松葉杖をついて
リュックを背負い、片手には紙袋をもち
千葉県、首都圏、遠くは九州まで出かけていった
この生活は一年ぐらい続いた
そんな時JR南浦和駅の階段で、松葉杖で必死に階段を上がっているとき
20代後半のうら若き女性がつかつかと駆け寄り、紙袋をもち、重いリュックを肩にかけ階段を
駆け上がってくれた
帰りの通勤時間帯でかなり込んでいた
見ぬふりも出来ただろうに
無視もできただろうに
行動を起こすには非常に難しい、無明という壁が必ずある
本当に勇気をだしてくれてありがとう
その女(ひと)に感謝をささげたい
現実の生活のなかでこそ魂を、命のみがくことが大切な事だと
それが真の修行だと思う
市井のなかにきっといっぱい「生命(いのち)美人」がいると思う
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