本当にあった話

隣の病室の70歳代の男の人が亡くなった
苦労して財を成したのであろう
酸素マスクをつけた状態であったが
ベットを子供達と親戚が囲み、いよいよ臨終の時を迎えていた
突然娘らしき人が
「おじいちゃん遺言書いてよ 」と大声で叫ぶ
ほかの婦人が「もう駄目よ」となだめる
死に向かいこの老人の悲しみはいかばかりか
灯をともすような生活をして遺した財産を兄弟達が争う
人間の醜さを見、死の瞬間まで悩ますのは一体何なのか

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